1997年勝田マラソン報告 by Uchiyama

2月11日に第45回勝田全国マラソン大会が開かれた。今年もSPGASランナーズからKさん、Nさん(女性)と内山の3名がフルマラソンの部に参加。ここでは、そのエピソードなどを簡単に紹介しよう。

Kさんの知り合い

スタート地点に並ぶと、Kさんの前の職場の知り合いが。そのうちの1人は、「お祭りですからね～」と小さなカメラを出し、写真を撮りながら走るとのこと。さらにもう1人がウエストバッグから出して見せてくれたものは“たまごっち”。もう15才だそうで、育てながら走るとか。

先頭（？）を走る

スタートしてまもなくから5km地点までは、片側2車線で中央分離帯のある大通りを走る。ここで全員左側2車線だけを走っていた。しかし、2kmあたりで、係員らしき人が「こっち（右側）もいいんですよ」みたいなことを言ったようで、私のすぐ前からぱらぱらと右側車線を走り出した。広い方が走りやすいので、当然私も後に続く。そしてまもなく、私はその“先頭”に出てしまった。もちろん、左側車線にはず～っと先まで（前にも後にも）ランナーが続いているのだが、右側車線を走る私の前には1人もランナーがいない。後を振り返るとたくさんの人がついてくる。う～ん、これは気持ちがいい。
1kmくらいは先頭を走り続けた。先導の白バイがいなかったのが、ちょっと残念。

寒かった

今年は前半が強い向かい風。この風が冷たかった。さらに終盤には雨まで降ったりして。Kさんはさすがである。上下ともしっかり着込んで走ったので、風も雨も大丈夫だったそうだ。しかし私はすっかり冷えてしまって、後半はかなりきつかった。ゴールしたあとも雨のために座り込む場所もなく、着替えるのもきつく、焚き火にあたっていてもなかなか回復しない。居酒屋に着いて、暖かいところで座ることができて、やっと回復した。

参加者の感想

Kさん：参加することに意義があった。
今日は余裕があって、「冷たいビールを飲もう」と考えながら走った。ひざが痛くなると屈伸をしたりしていたが、歩いたのは500mもないと思う。この1年間の練習量は50kmいくかなという程度。練習しない方がタイムが良い。昨日5km走ったのが敗因かな（笑）。
（筆者注：彼はランニング自体は少ないのかもしれないが、昼休みにはしばしば若い職員とサッカーをしていた。）

Nさん：今回は走る前から絶好調。ハーフを2時間20分くらいの自己ベストで通過し、これなら5時間でいけるのでは、というくらいだった。しかし、一番きつい30km付近から雨が降り出してペースダウン。着るための“穴の開いたビニール袋”や“ホッカイロ”も配っていたのに、もらわなかったのが失敗だった。それでも5時間30分くらいでゴールした。かすみがうらマラソンで5時間にチャレンジします。

内山：今年は寒くてきつかった。筋肉が冷えて動かないのがわかった。やはり寒い日はしっかりと着ておかないと。

この文章は、“さいたま☆天文同好会”の会報「まがたま」35号(1997年3月発行）に掲載したものを、一部書き換えたものです。